地域経済 2025年6月23日

珍味製造のすぐる 漁獲量減るイカの代替品開発 魚肉すり身使い食感や風味再現

企業を無償支援、全国で60倍の3千社目指す

スグル食品グループで看板商品「ビッグカツ」など魚介加工品を製造販売する、すぐる(呉市広末広、大塩和孝社長)は、漁獲量が減るスルメイカの代替として魚肉のすり身を使う商品2種を開発した。ビッグカツの製造などで培った魚肉シートの成形技術を生かした。7月1日から全国のスーパーやドラッグストアなどで販売する。

水産庁によるとスルメイカの国内漁獲量は1996年には40万㌧規模だったものの、2023年は約2万㌧と20分の1レベルまで縮小した。原因は海水温など環境の変化や漁業従事者の減少、外国船による密漁などが考えられている。

同社は以前から「いか姿フライ」シリーズなどイカを使う商品をラインアップしており、原料不足や価格高騰に対応する狙いで代替品の開発に乗り出した。同社ではビッグカツの生産に使う技術を基に、シート状に成形した魚肉のすり身「プッチン」を製造。本物のような歯応えのほか、イカ粉末などを混ぜて風味も再現した。新商品の一つ「いか入りおつまみスティック」は、イカそうめん風の食感が特徴。もう一つの「こがね炙り焼鱈」は、さきイカに近い食感が楽しめるという。いずれも内容量12㌘で参考小売価格120円(税抜)。

スグル食品は1973年設立で中四国エリアの販売を担当。その他の地域は84年設立のすぐるが担う。

関連記事

料金プランへの誘導バナー・デザイン差し替え

おすすめ記事

斉藤メモ

関連記事は、YARPPプラグインを利用してカテゴリ・タグなどから取得して表示。
おすすめ記事は、システムフレンドさんにプログラムに組んでもらい、ユーザーがブックマークした記事やマイページにチェックしたお気に入りのカテゴリから取得(現在は関連記事を表示中)

広告
広告

人気記事一覧へ

【表示確認用ページ】 TOPページ(ログイン時)とマイページ 鍵付き記事 表示例(ログイン時) 企業年鑑|検索TOP 企業年鑑|企業ページ