広島中央酒販 / 西場 健介 社長

主力のビール、県内約40蔵の清酒、ソフトドリンクなど飲料から、つまみ、調味料といった食品まで幅広い商品群を持ち、日酒販と連携して県内全域に配送する。また新事業として県内の酒蔵などと協力し、日常で手に取りやすい新商品の開発を狙う。「アルコール飲料の消費が減り続ける半面、開けてすぐ飲める缶や小瓶のアルコール飲料(RTD)は市場が拡大。日酒販時代にコンビニや九州の焼酎メーカー4社と連携し、各社の代表銘柄をハイボールとしてRTD化した経験を生かしたい」。レモンなど酒と相性が良い魅力的な県内産品や、それらをうまく活用している有力な食品メーカーとの協業を目指す。「清酒を発酵食材として再認識すれば、RTDだけでなく酒を飲まない人向けの食品開発にも生かせると考えている。各原料の新たな付加価値を模索し、幅広い層が楽しめる商品を作っていきたい」
PROFILE

にしば けんすけ 広島中央酒販社長。1971年9月8日生まれ、神奈川県出身。明治大学を卒業後、94年4月に同社の親会社、日本酒類販売(日酒販、東京)入社。99年から2007年まで中区の支社で勤務。07年から本社で大手コンビニチェーンを担当。22年に営業部長。25年4月に籍を移し現職へ就いた。