広島中央酒販 / 西場 健介 社長
東広島市は5月28日、広島大学と共同開発したブランド鶏「東広島こい地鶏」の販路拡大に向けた試食会を同市内の飲食店で開いた。
三菱食品など食品関連企業のほか、同地鶏の下処理業者、同ブランド推進協議会のメンバーら6人が参加。ひき肉やモモ肉を使ったメンチカツとコロッケを実食し、意見交換した。こい地鶏は濃厚なうまみや弾力のある歯ごたえが特徴。同市内の飲食店では採用が広がりつつあるが、100㌘当たり600〜800円と家庭で消費するには高単価という課題がある。同市産業部ブランド推進課の倉増一成参事は「ブランド確立には味の良さに加えて、地域への浸透が欠かせない。地元に親しまれる食材に育てたい」と話した。